モジュール詳細:かるた

KTANE Japanにはかるたの有段者がいるらしいぜ!

和文モールスについては「付録:和文モールス表」を参照すること。

  • このモジュールには、百人一首で使用されるかるたが表示されている。ただしモジュールには日本語ではなく、0から9の赤、緑または黒の色が付いた数字で構成された数列が上の句の形式(五七五)で表示されている。また下には3つのカードがあり、上の句の一部を切り取った3文字を暗号化した状態で表示されている。
  • このモジュールを解除するには、暗号化された数字を下の句の一部に復号化し、それに対応した上の句の一部が表示されたかるたを送信する必要がある。

ステップ1:暗号化された部分の特定

モジュールに表示されている数字は五七五形式だが、復号化すると下の句の七・七の前半または後半のどちらかになる。つまり、どの部分が暗号化されているのかを特定する必要がある。
下のリストを上から見て当てはまる最初の条件を使用する。

  1. 点灯したBOBインジケーターがある場合、前半の七文字が暗号化されている。
  2. それ以外の場合、RCAステレオポートがあり、点灯していないインジケーターがない場合、後半の七文字が暗号化されている。
  3. それ以外の場合、シリアルナンバーに「K/A/R/U/T/A」のいずれかと共通する英字がある場合、前半の七文字が暗号化されている。
  4. それ以外の場合、爆弾にあるモジュールの総数が開始分数よりも多い場合、後半の七文字が暗号化されている。
  5. それ以外の場合、ポートプレートが無い場合、前半の七文字が暗号化されている。
  6. それ以外の場合、モジュールに表示されている数字に0~9の全ての数字が使用されている場合、後半の七文字が暗号化されている。
  7. それ以外の場合、数字の色が赤よりも緑の方が多い場合、前半の七文字が暗号化されている。
  8. いずれにも該当しない場合、後半の七文字が暗号化されている。

ステップ2:ペアの作成

  • 次に暗号化された数字を使用して7つの数字のペアを作成する。ただし、真ん中の七文字の数字から変換されたモールス信号の文字によって、よってペアの作成方法が変化する場合がある。
  • シリアルナンバーの最後の数字が奇数の場合は赤は「-」で緑=「.」となり、偶数の場合は逆とする。黒の数字は無視する。
  • 真ん中の数字から取得したモールス信号の文字が母音(あ・い・う・え・お)の場合、暗号化された数字の最初の五文字に真ん中の七文字の上から2・3文字目を後ろに繋げたものをペアの一文字目、最後の五文字に真ん中の七文字の上から5・6文字目を後ろに繋げたものをペアの二文字目とする。
  • それ以外の場合、暗号化された数字の真ん中の七文字をペアの一文字目、最初の五文字の上から1・2・4・5文字目、最後の五文字の上から1・3・5文字目を順番に取得した文字列をペアの二文字目として使用する。

ステップ3:数字の変換

最初と最後の五文字の色をモールス信号に変換する必要がある。暗号化されている下の句が前半の場合は赤は「-」で緑=「.」となり、後半の場合は逆とする。黒の数字は無視する。

取得したモールス信号の文字のいずれかが母音または「か」「る」「た」になる場合、ペアを交換する必要がある。

各ペアの一文字目を列に、二文字目を段に使用して七文字のひらがなを取得する。

0123456789
0
1
2
3
4
5
6
7
8
9

取得した7つの文字は百人一首の下の句の一部になっている。付録:百人一首一覧から該当するものを特定する。

ステップ4:かるたの解読

  • 下の各かるたには6つの数字が横2×縦3で並んでいる。
  • 読み順で1・2番目、3・4番目、5・6番目をそれぞれペアとして、ステップ3の表を使用して文字に変換する。
  • 取得した3つの文字は上の句の一部に対応している。3文字は順番に並んでいるが、五・七・五の区切りを無視して表示されている可能性がある。

ステップ5:かるたの送信

  • 復号化した下の句に対応する上の句に含まれている3文字が表示されたかるたを押して送信する。
  • 間違ったかるたを送信するとミスが記録され、モジュールがリセットされる。

付録:和文モールス表

和文モールス信号一覧

1.短い点灯は点

2.長い点灯はダッシュ

3.文字間には長い休止

4.単語間には非常に長い休止。

付録:百人一首一覧

歌番号 上の句 下の句 作者
1あきのたの かりほのいほの とまをあらみわがころもでは つゆにぬれつつ天智天皇
2はるすぎて なつきにけらし しろたへのころもほすてふ あまのかぐやま持統天皇
3あしびきの やまどりのをの しだりをのながながしよを ひとりかもねむ柿本人麻呂
4たごのうらに うちいでてみれば しろたへのふじのたかねに ゆきはふりつつ山部赤人
5おくやまに もみぢふみわけ なくしかのこゑきくときぞ あきはかなしき猿丸大夫
6かささぎの わたせるはしに おくしものしろきをみれば よぞふけにける中納言家持
7あまのはら ふりさけみれば かすがなるみかさのやまに いでしつきかも安倍仲麿
8わがいほは みやこのたつみ しかぞすむよをうぢやまと ひとはいふなり喜撰法師
9はなのいろは うつりにけりな いたづらにわがみよにふる ながめせしまに小野小町
10これやこの ゆくもかへるも わかれてはしるもしらぬも あふさかのせき蝉丸
11わたのはら やそしまかけて こぎいでぬとひとにはつげよ あまのつりぶね参議篁
12あまつかぜ くものかよひぢ ふきとぢよをとめのすがた しばしとどめむ僧正遍照
13つくばねの みねよりおつる みなのがはこひぞつもりて ふちとなりぬる陽成院
14みちのくの しのぶもぢずり たれゆゑにみだれそめにし われならなくに河原左大臣
15きみがため はるののにいでて わかなつむわがころもでに ゆきはふりつつ光孝天皇
16たちわかれ いなばのやまの みねにおふるまつとしきかば いまかへりこむ中納言行平
17 ちはやぶる かみよもきかず たつたがはからくれなゐに みづくくるとは在原業平朝臣
18 すみのえの きしによるなみ よるさへやゆめのかよひぢ ひとめよくらむ藤原敏行朝臣
19 なにはがた みじかきあしの ふしのまもあはでこのよを すぐしてよとや伊勢
20 わびぬれば いまはたおなじ なにはなるみをつくしても あはむとぞおもふ元良親王
21いまこむと いひしばかりに ながつきのありあけのつきを まちいでつるかな素性法師
22ふくからに あきのくさきの しをるればむべやまかぜを あらしといふらむ文屋康秀
23つきみれば ちぢにものこそ かなしけれわがみひとつの あきにはあらねど大江千里
24このたびは ぬさもとりあへず たむけやまもみぢのにしき かみのまにまに菅家
25なにしおはば あふさかやまの さねかづらひとにしられで くるよしもがな三条右大臣
26をぐらやま みねのもみぢば こころあらばいまひとたびの みゆきまたなむ貞信公
27みかのはら わきてながるる いづみがはいつみきとてか こひしかるらむ中納言兼輔
28やまざとは ふゆぞさびしさ まさりけるひとめもくさも かれぬとおもへば源宗于朝臣
29こころあてに をらばやをらむ はつしものおきまどはせる しらぎくのはな凡河内躬恒
30ありあけの つれなくみえし わかれよりあかつきばかり うきものはなし壬生忠岑

付録:百人一首一覧(続き)

歌番号 上の句 下の句 作者
31あさぼらけ ありあけのつきと みるまでによしののさとに ふれるしらゆき坂上是則
32やまがはに かぜのかけたる しがらみはながれもあへぬ もみぢなりけり春道列樹
33ひさかたの ひかりのどけき はるのひにしづごころなく はなのちるらむ紀友則
34たれをかも しるひとにせむ たかさごのまつもむかしの ともならなくに藤原興風
35ひとはいさ こころもしらず ふるさとははなぞむかしの かににほひける紀貫之
36なつのよは まだよひながら あけぬるをくものいづこに つきやどるらむ清原深養父
37しらつゆに かぜのふきしく あきののはつらぬきとめぬ たまぞちりける文屋朝康
38わすらるる みをばおもはず ちかひてしひとのいのちの をしくもあるかな右近
39あさぢふの をののしのはら しのぶれどあまりてなどか ひとのこひしき参議等
40しのぶれど いろにいでにけり わがこひはものやおもふと ひとのとふまで平兼盛
41こひすてふ わがなはまだき たちにけりひとしれずこそ おもひそめしか壬生忠見
42ちぎりきな かたみにそでを しぼりつつすゑのまつやま なみこさじとは清原元輔
43あひみての のちのこころに くらぶればむかしはものを おもはざりけり権中納言敦忠
44あふことの たえてしなくは なかなかにひとをもみをも うらみざらまし中納言朝忠
45あはれとも いふべきひとは おもほえで身のいたづらに なりぬべきかな謙徳公
46ゆらのとを わたるふなびと かぢをたえゆくへもしらぬ こひのみちかな曾禰好忠
47やへむぐら しげれるやどの さびしきにひとこそみえね あきはきにけり恵慶法師
48かぜをいたみ いはうつなみの おのれのみくだけてものを おもふころかな源重之
49みかきもり ゑじのたくひの よるはもえひるはきえつつ ものをこそおもへ大中臣能宣
50きみがため をしからざりし いのちさへながくもがなと おもひけるかな藤原義孝
51かくとだに えやはいぶきの さしもぐささしもしらじな もゆるおもひを藤原実方朝臣
52あけぬれば くるるものとは しりながらなほうらめしき あさぼらけかな藤原道信朝臣
53なげきつつ ひとりぬるよの あくるまはいかにひさしき ものとかはしる右大将道綱母
54わすれじの ゆくすゑまでは かたければけふをかぎりの いのちともがな儀同三司母
55たきのおとは たえてひさしく なりぬれどなこそながれて なほきこえけれ大納言公任
56あらざらむ このよのほかの おもひでにいまひとたびの あふこともがな和泉式部
57めぐりあひて みしやそれとも わかぬまにくもがくれにし よはのつきかな紫式部
58ありまやま ゐなのささはら かぜふけばいでそよひとを わすれやはする大弐三位
59やすらはで ねなましものを さよふけてかたぶくまでの つきをみしかな赤染衛門
60おほえやま いくののみちの とほければまだふみもみず あまのはしだて小式部内侍

付録:百人一首一覧(続き)

歌番号 上の句 下の句 作者
61いにしへの ならのみやこの やへざくらけふここのへに にほひぬるかな伊勢大輔
62よをこめて とりのそらねは はかるともよにあふさかの せきはゆるさじ清少納言
63いまはただ おもひたえなむ とばかりをひとづてならで いふよしもがな左京大夫道雅
64あさぼらけ うぢのかはぎり たえだえにあらはれわたる せぜのあじろぎ権中納言定頼
65うらみわび ほさぬそでだに あるものをこひにくちなむ なこそをしけれ相模
66もろともに あはれとおもへ やまざくらはなよりほかに しるひともなし前大僧正行尊
67はるのよの ゆめばかりなる たまくらにかひなくたたむ なこそをしけれ周防内侍
68こころにも あらでうきよに ながらへばこひしかるべき よはのつきかな三条院
69あらしふく みむろのやまの もみぢばはたつたのかはの にしきなりけり能因法師
70さびしさに やどをたちいでて ながむればいづこもおなじ あきのゆふぐれ良暹法師
71ゆふされば かどたのいなば おとづれてあしのまろやに あきかぜぞふく大納言経信
72おとにきく たかしのはまの あだなみはかけじやそでの ぬれもこそすれ祐子内親王家紀伊
73たかさごの をのへのさくら さきにけりとやまのかすみ たたずもあらなむ権中納言匡房
74うかりける ひとをはつせの やまおろしよはげしかれとは いのらぬものを源俊頼朝臣
75ちぎりおきし させもがつゆを いのちにてあはれことしの あきもいぬめり藤原基俊
76わたのはら こぎいでてみれば ひさかたのくもゐにまがふ おきつしらなみ法性寺入道前
関白太政大臣
77せをはやみ いはにせかるる たきがはのわれてもすゑに あはむとぞおもふ崇徳院
78あはぢしま かよふちどりの なくこゑにいくよねざめぬ すまのせきもり源兼昌
79あきかぜに たなびくくもの たえまよりもれいづるつきの かげのさやけさ左京大夫顕輔
80ながからむ こころもしらず くろかみのみだれてけさは ものをこそおもへ待賢門院堀河
81ほととぎす なきつるかたを ながむればただありあけの つきぞのこれる後徳大寺左大臣
82おもひわび さてもいのちは あるものをうきにたへぬは なみだなりけり道因法師
83よのなかよ みちこそなけれ おもひいるやまのおくにも しかぞなくなる皇太后宮大夫俊成
84ながらへば またこのごろや しのばれむうしとみしよぞ いまはこひしき藤原清輔朝臣
85よもすがら ものおもふころは あけやらでねやのひまさへ つれなかりけり俊恵法師
86なげけとて つきやはものを おもはするかこちがほなる わがなみだかな西行法師
87むらさめの つゆもまだひぬ まきのはにきりたちのぼる あきのゆふぐれ寂蓮法師
88なにはえの あしのかりねの ひとよゆゑみをつくしてや こひわたるべき皇嘉門院別当
89たまのをよ たえなばたえね ながらへばしのぶることの よわりもぞする式子内親王
90みせばやな をじまのあまの そでだにもぬれにぞぬれし いろはかはらず殷富門院大輔

付録:百人一首一覧(続き)

歌番号 上の句 下の句 作者
91きりぎりす なくやしもよの さむしろにころもかたしき ひとりかもねむ後京極摂政
前太政大臣
92わがそでは しほひにみえぬ おきのいしのひとこそしらね かわくまもなし二条院讃岐
93よのなかは つねにもがもな なぎさこぐあまのをぶねの つなでかなしも鎌倉右大臣
94みよしのの やまのあきかぜ さよふけてふるさとさむく ころもうつなり参議雅経
95おほけなく うきよのたみに おほふかなわがたつそまに すみぞめのそで前大僧正慈円
96はなさそふ あらしのにはの ゆきならでふりゆくものは わがみなりけり入道前太政大臣
97こぬひとを まつほのうらの ゆふなぎにやくやもしほの みもこがれつつ権中納言定家
98かぜそよぐ ならのをがはの ゆふぐれはみそぎぞなつの しるしなりける従二位家隆
99ひともをし ひともうらめし あぢきなくよをおもふゆゑに ものおもふみは後鳥羽院
100ももしきや ふるきのきばの しのぶにもなほあまりある むかしなりけり順徳院